摂食障害とルール思考|食事制限や完璧主義から抜け出す考え方

カウンセリングについて

摂食障害で苦しんでいるとき、
多くの人が「ルール」に強く縛られる感覚を持っています。

食事量のルール。
食べて良いもの、悪いもののルール。

「これを守らなければいけない」
「守れない自分はダメ」

そんなふうに、自分を追い込んでしまうことはありませんか?

そしてこの「ルール思考」は、
食事だけに限らず、世の中のあらゆる場面にも広がっていきます。

「ルールは絶対に守るべき」
「守らない人はおかしい」

そう感じること自体は間違いではありません。
しかし、その考え方が強くなりすぎると、
自分自身を苦しめる原因にもなってしまいます。


なぜルールに縛られてしまうのか

ルールに縛られてしまう背景には、
「正しくありたい」という強い思いがあります。

間違えたくない。
失敗したくない。

だからこそ、
「決められた通りにすれば安心できる」と感じるのです。

特に摂食障害の状態では、
心も体も不安定になりやすいため、

「正解」を外さないように、
ルールに頼ることでバランスを取ろうとします。

これは決して弱さではなく、
自分を守るための自然な反応です。

ただ、そのルールが増えすぎたり、
絶対的なものになってしまうと、

今度は「守れない自分」を責めるようになり、
さらに苦しさが強くなってしまいます。


ルールは守るものではなく「使うもの」

ここで一度、ルールの捉え方を見直してみてください。

ルールは本来、
人を縛るためのものではなく、
助けるためのものです。

例えば、食事量の目安をグラムで考えることは、
混乱している状態を整えるために役立ちます。

しかしそれは、
一生守り続けなければいけないものではありません。

ルールは「従うもの」ではなく、
「必要なときに使うもの」です。

世の中のルールも同じです。
時代とともに変わっていきます。

食事のあり方も、
年齢や体調、その時の自分の状態によって変わります。

それなのに、

「絶対に守らなければいけない」
と考えてしまうと、

自分の感覚よりも、
ルールを優先するようになってしまいます。


回復段階によってルールの役割は変わる

回復の過程では、
ルールの役割も変わっていきます。

回復の初期は、
ある程度の目安やルールが必要です。

何をどれくらい食べればいいのか分からない状態では、
基準があることで安心できます。

しかし、回復が進んでいくと、
そのルールに頼りすぎることで、
かえって苦しさが残ることがあります。

最終的に目指すのは、
ルールではなく「自分の感覚」で選べる状態です。

お腹の空き具合や、
その日の体調、気持ち。

そういったものを感じ取りながら、
柔軟に食事を選べるようになることが大切です。

ルールは、そのための「補助輪」のようなものです。


自分の思考を見直す問いかけ

ここで一度、自分に問いかけてみてください。

今、自分が信じているそのルールは、
本当に必要なものですか?

それとも、
自分を縛ってしまっているものですか?

「こうでなければいけない」
という考えが強くなりすぎると、

選択肢が狭くなり、
自分を苦しめてしまいます。

少しだけ視点を変えて、

「これは今の自分に役立っている?」
と考えてみてください。

ルールに縛られるのではなく、
ルールをどう使うか。

その意識の変化が、
回復への大きな一歩になります。


まとめ

ルールは、あなたを守るためのものです。
しかし、ルールに縛られてしまうと、
あなたを苦しめるものにもなります。

大切なのは、

守ることではなく、
どう使うか。

そして最終的には、
自分の感覚を信じて選べるようになることです。


回復を進めたい方へ

摂食障害からの回復は、
知識と理解があることで大きく進みます。

具体的な考え方やワークについては、
「摂食障害回復マニュアル」で詳しく解説しています。

また、個別での相談やサポートも行っています。
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