あの頃の私へ。
誰にも言えなかったね。
孤独と、誰からも期待されていないという寂しさ。
表面的には干渉してくる母と父。でもその関わりは、本物の愛情とはどこか違っていて、
心の奥にはぽっかりと穴が空いたままだった。
私は、そんな空白を埋めるように「体型」を変えようとした。
太っている自分は価値がないと信じ込んでいたから。
「細くて可愛い子」がすべてを手にしているように見えて、
コンプレックスを消せば、自分も何かに近づける気がした。
食べることを制限し、吐くことで感情も一緒に捨て去った。
でも、どれだけ体を軽くしても、心はずっと重たいままだった。
なぜ、あのとき――
「寂しい」「孤独だ」と、素直に認められなかったんだろう。
友達はいた。けれど「仲間」はいなかった。
私は、人とのつながりを築くことに、不器用すぎたのかもしれない。
今なら言える。
そんなに苦しかったのなら、人と違った生き方をすればよかったんだ。
「普通」に合わせることに疲れていたなら、
海外に出て、何も知られていない場所で、自分を試せばよかった。
誰かと同じじゃなくてよかったんだよ。違っていたって、あなたはあなたのままで。
じゃあ、今の私は何ができるのだろう?
たぶん、過去の自分の声を聞き、
「ちゃんと痛かったね」と認めてあげること。
誰かの言葉に振り回されるのではなく、
自分の思いを、自分の言葉で抱きしめてあげること。
そして、これからは――
誰かの「孤独」にそっと寄り添える存在でありたい。
私の過去は、私だけの痛みだった。
でもその痛みを越えてきた今、
それは「誰かの力」になると信じてる。
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