大阪万博、夢洲でやる必要が本当にあったのか?

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大阪・関西万博が夢洲で開催されています。

そのたびに私は思うのです。

「本当に夢洲でやる必要があったのか?」

この疑問は、私だけでなく多くの人が持っているのではないでしょうか。

万博公園という整備された場所があるのに

私の地元・大阪には、すでに1970年の万博跡地「万博記念公園」があります。

交通インフラも整い、市民の憩いの場として親しまれ、安全でアクセスも良い。

そんな場所がすでにあるのに、なぜ莫大な税金を使ってまで
危険を抱えた埋立地・夢洲で万博をやる必要があったのでしょうか?

夢洲には深刻な問題が山積み

夢洲には以下の問題が指摘されてきました。

液状化リスク:地震が起きれば液状化する可能性が高い埋立地。
有毒ガス問題:地下にはメタンなどの可燃性ガスが溜まっており、安全管理が不可欠。
汚染水問題:地下水に有害物質が含まれ、管理・処理に莫大な税金が使われ続けている。
ユスリカ大量発生:周辺の水たまりで虫害が起き、追加対策費用がかかる。

実際に起きた有毒ガス爆発事故

「夢洲は安全」と言われ続けてきましたが、
2024年1月、夢洲工事現場で有毒ガス爆発事故が発生し、作業員が負傷する事故が起きています。

この事故では、

・工事中の地中から有毒ガスが噴き出し爆発
・大きな爆発音と黒煙が上がり、現場が混乱
・作業員が搬送され、作業は一時中断

という深刻な事態となりました。

これは単なる「リスク」ではなく、現実に危険があることを示す象徴的な事故です。

それでも夢洲で強行するのはなぜ?

表向きは「未来社会の実験場」として夢洲万博は宣伝されています。

しかし実際には、万博開催を理由に巨額の税金を使って道路・鉄道・上下水道・地盤改良などのインフラ整備を進め、その後のIR(カジノ)誘致につなげる目的があるとも言われています。

「市民のため」「未来のため」という言葉の裏で、
一部の政治勢力と企業の利権を優先した構図が見え隠れしているのではないでしょうか。

万博とカジノはセットで進められてきた

この構図は関係者の発言からも見えてきます。

松井一郎 元大阪市長の発言

2018年:

「万博とIRはセットで考えている」
「万博を通じて夢洲のインフラ整備を進め、その後のIR誘致をスムーズにする」

2019年:

「(IR誘致のためにも)夢洲で万博を成功させることが大事」

と公言しています。

吉村洋文 大阪府知事の発言

吉村知事も

「万博開催をきっかけに夢洲の土地造成・インフラ整備を進め、IRにもつなげる」

と繰り返し発言。

2022年には

「夢洲に交通インフラが整えば、万博の後にIRが続く展望がある」

と述べており、夢洲万博の裏にカジノ計画があることを隠していません。

カジノのためのインフラ整備になっていないか

要するに、

✅ 万博を口実に税金で夢洲の大規模インフラ整備を行い
✅ その後のカジノ(IR)誘致へつなげる

という流れが進められているのです。

「未来のための万博」という言葉の裏で、
カジノのためのインフラ整備が進んでいる現実を私たちは知っておくべきです。

本当に必要なことは何なのか

私は万博そのものを否定したいわけではありません。

未来社会を考え、新たな技術を体験できる場は大切です。
しかしその舞台が、危険で莫大な税金が使われる夢洲である必要が本当にあったのでしょうか。

能登地震で苦しむ人々がいる今、
本当に使うべき税金の使い道は何かを、私たちは問わなければなりません。

「夢洲で万博を行うことが本当に最善なのか?」

この問いを多くの人と共有し、考えていきたいと思います。

終わりに

私たちが払う税金は、一部の政治と企業の思惑のためではなく、
市民の暮らしと未来のために使われるべきです。

「便利な言葉」でごまかされる時代はもう終わり。

これからは一人ひとりが疑問を持ち、声をあげる時代です。
私たち自身の未来を守るために。

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