家の近くに動物専門学校があります。今年もオープンキャンパスの時期になりました。
いつもモヤモヤした気持ちになります。
動物専門学校には、動物看護師、トリマー、トレーナー、動物飼育員、害虫・害獣駆除、さらには実験動物の飼育など、さまざまな進路があります。
「動物が好きだから」――。
そうした想いで進学する人も多いですが、卒業後の進路には、動物を「助ける側」と「消費する側」の両方があるという現実を、見落としてはいけません。
たとえば、ペットショップは命をモノのように売買する場。
命をショーケースに並べるこのビジネスは、私にとっては最も不要な業界の一つです。
また、品種改良によって生まれた動物たちは、本来の本能や健康を奪われ、人に都合よく飼いやすいように「作られた存在」でもあります。
「うちの子は喜んでるように見える」と飼い主は言います。
でも、それはそう振る舞わなければ食事ももらえない、という条件づけがあるのかもしれません。
もちろん、警察犬や災害救助犬のように、人のために働く動物に対しては、敬意と責任をもって接している現場もあります。
だからこそ、「動物が好き」という気持ちを原点に、
「自分は何のために動物と関わりたいのか」
「それは命を大切にする選択かどうか」
を見つめなおしてほしいのです。
命に向き合う職業だからこそ、
最初の一歩から、命の重みと本気で向き合ってほしい。
それが、未来の動物と人間のより良い関係につながっていくと信じています。
動物とは共存していかないとなりません。
保護猫、保護犬の施設、里親制度の拡大を望みます。ペットショップをなくさない限り終わらない。
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